私が昔やっていた「オールナイトニッポン」や「パソコン通信」といった
リアルタイムメディアは、ラジオやパソコンの前にいなければなりませんでした
それが今は、モバイルの登場で「外」に出られるようになったのは良かったと思います。

谷山 浩子 谷山 浩子(たにやま ひろこ)
東京生まれ、横浜育ち。1972年にSG「銀河系はやっぱりまわっている」AL「静かでいいな~谷山浩子
15の世界~」をキングレコードからリリースする等、早くからその才能を発揮する。
現在までにオリジナルアルバム40作品をリリースする。その独自の高い音楽性は根強いファンを獲得している。
NHK「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」やCF、他アーティストへの楽曲提供など各メディアでの活躍も著しい。またオールナイトニッポンを初めとするラジオ番組のパーソナリティ、童話、エッセイの執筆など、その活動範囲はますます拡大している。
2006年公開映画「ゲド戦記」(スタジオジブリ)においては、挿入歌「テルーの唄」の作曲を行う。
2007年には、デビュー35周年として中島みゆきとの初の合作「雪虫 Whisper」をリリース。3月2日には、東京国際フォーラム ホールCにてコンサートを開催。
──谷山さんは、パソコンをかなり前からお使いだということですが、【EM・ONE】をお使いになってみて、いかがでしたか?
谷山  以前は、違う会社のWindowsMobileを使っていたのですが、ぜんぜん速さが違いますね。
一応それも「外」でWebサイトが見られるということで使いだしたのですが、遅かったんですよ。
だから、本当に必要な時しか使わなくなってしまっていたんです。でもこの【EM・ONE】は、使ってみたら速いので、ビックリしました。ストレスなく、それまで見られなかったサイトなども見ることができました。私は、趣味で「ペンシルパズル」のサイトで遊んでいるのですが、それが「外」でできるというのがいいですね。画面も他のモバイル端末と違って大きいので、パズルやゲームなどをやるのに丁度いいと思います。
──パソコンは、本当に初期の頃からお使いになっていたということですが?
谷山  はい。まだ、BASICの時代からです。ゲームのプログラムリストを自分で打ち込んで作ったりしてましたね。なんか手でガリガリ作ることが好きな方だったんですよ。DOS/Vのパソコンになってからはゲームなどをしてました。それから、パソコン通信をはじめました、日経MIXやPC-VANといった大きなところから、いわゆる草の根BBSまで、幅広くやってましたね。その頃知り合った方とは、今だに交流があったりします。なんかその当時は、人数が少なかったから、すごく濃い交流ができたんです。当時、通信回線を通して、リアルタイムに複数の人たちとチャットができるってことは画期的なことで、はじめてパソコンに文字を打ち込んで、それに返事が返ってきた時の衝撃は今でもよく覚えてます。
── その頃は、まだインターネットがなかった時代ですよね。その後にネット時代がきて、今やモバイルでインターネットができるようになりました。その流れをご覧になってきていかがですか?
谷山  当時、私は「オールナイトニッポン」という番組をやらせていただいていたのですが、その番組の中である時、ゲームの話をしたらすごく反応がよかったんですね。ラジオを聴いている方々の中に私と同じ趣味の人がたくさんいるって分かって。それからそんな話題をすることが多くなりました。
番組は生放送だったので、いわゆるリアルタイムなメディアだったと思います。それがやがてパソコンやネットが登場して、チャットでリアルタイムに会話できるようになって、今はモバイルでいつでもどこでも「外」でというようになりましたよね。そういうのが好きな人の精神構造というのは、ラジオでもパソコンでもモバイルでも変わってないと思います。常に他の人と繋がっていたいというような感覚ですね。基本的に寂しがり屋な人たちではないかと思います。今、ブログやミクシィのようなSNSをやっている人は、そんな人たちが多いのではないかと思うんです。
それが、昔は、ラジオやパソコンの前にいなければならなかったのが、モバイルの登場で「外」に出られるようになったのは良かったのではないかと思いますね。


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